10.賢くて頼もしい「屋根」をデザイン

このページでは、「断熱と気密」の項で少し触れた「屋根」についてご説明します。

太陽の高さは季節によって変わり、一年で一番日が長い夏至にもっとも高くなり、一番日の短い冬至にもっとも低くなります。

同じ位置から見た正午の太陽の角度は、夏と冬で最大50度近くも開きがあるのです。

 

この角度の違いを上手にいかすのが、「パッシブデザイン」という考え方。


 

 

パッシブデザインとは、太陽の光や熱、風といった自然の恵みを上手に採り入れることで、エアコンなどの機器になるべく頼らずに快適な暮らしを目指すという設計手法です。

たとえば、建物の南面に軒が深い大きな屋根をつくります。

すると、夏は高い位置から降り注ぐ太陽の光を軒が遮り、強い日差しが室内へ入るのを防いでくれます。

一方で、低い軌道を描く冬の太陽の日差しは住まいの奥まで届き、部屋をぽかぽかと暖めてくれるのです。

 

こう聞くとなんだか簡単なことのように思えますが、ただ単純に軒を深くすれば良いというものではありません。

土地の高低や、周囲の建物や樹木などとの関係、敷地の形状や向き、

様々なことに気を配り、最適な軒の深さを計算する奥深い専門知識が必要です。

また、太陽だけでなく、風の通り道も考慮して窓や壁などをレイアウトするのが本物のパッシブデザイン。

 

クリエスタイルは、このパッシブデザインをしっかり取り入れ、

 

自然の力で快適に暮らす、太陽と風に素直な住まいです。

 

屋根と軒には、ほかにもたくさんの役割があります。

 

雨や外気が室内に入るのを防ぐのはもちろん、急勾配の大きな屋根ほど、雨や雪の水はけも良く、外壁を風雨から守ってくれるので家の長寿命化にもつながります。 

そして、形状がシンプルな切妻屋根は、デザインの美しさも◎

 

勾配天井をいかしてのびやかな吹き抜け空間をつくったり、屋根裏の空間をロフトスペースとして活用したりするのにも、切妻屋根の住まいの構造はぴったりなんです。

 


ロフトスペースは、収納ルームとしてはもちろん、寝室や子ども部屋、ゲストルームなど、アイデア次第でいろいろな使い方ができる+αのサービススペース。

ご家族らしさがいっぱいの、自由度の高い住まいづくりに大活躍してくれます。

 

このように、外観の印象に深く関わるだけでなく、住まいの機能性も大きく左右する「屋根」

とても大切なものなのに意外と見落としがちな部分だけに、屋根にもとことんこだわって、快適で機能的な賢い家づくりを目指しましょう。