5.住まいの性能を決める、

   「断熱」と「気密」をデザイン

家づくりにおいて、「高気密・高断熱」というキーワードはもはや見慣れたものになりました。

快適な住まいをつくるためには「温熱」が大切で、

そのためには断熱性能がとても重要だということは前項でもご説明しましたね。

このページでは、その「断熱」と、断熱性能をいかすための「気密」の大切さについてご紹介します。

 

断熱は服にたとえると分かりやすく、「どれだけ厚着しているか」ということ。

断熱材は、家に着せる服だと考えてください。

断熱材の厚さは、服の厚さ。

ぶ厚い上着を着れば、薄いシャツ一枚で過ごすより暖かいのは当然です。

そして、同じ厚さの上着でも、綿入りのものよりダウンのほうが暖かいのもご存じの通り。

断熱性能は、断熱材の「厚み」と「素材」の両方によって決まります。 

分厚い上着を着ていても、袖口や首回りが大きく開いていては、身体の周りの暖かい空気が逃げて行ったり、外から冷たい空気が入ってきたりしてしまいます。

このような隙間をぴっちり閉じることが、気密をとるということです。


また、ダウンジャケットの生地が目の粗いガーゼのような素材だとしたら、風が通り抜けてしまって暖かくありませんね。

だからこそ、ナイロン素材のように風を通しにくい生地にすること、住まいでいえば気密シートなどで「面」から抜ける空気も防ぐことが、気密性能を高めることにつながります。

 

快適な温熱環境を実現させるには、「断熱」と「気密」の両方が大切。

どちらか片方だけではなく、必ずセットで考えるべきものだということをまずは覚えてください。

 

さて、これまでダウンジャケットを例にとってきたので、

「高気密・高断熱の家は、夏は暑いんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。

たしかに、真夏にダウンジャケットを着ることを想像するとげんなりしますが、

住まいのダウンジャケット(断熱材)は、衣服のように身体に密着していないということがポイントになります。

暑いどころか、蒸し暑い外気とは無縁の、爽やかな温度が家中に満ちると考えてください。

 

ただし、これには「日射遮蔽」がきちんとできていることが大前提です。

後ほど「屋根」の項で詳しくご説明しますが、軒や庇によって日射をコントロールしないと、

太陽の力によって夏の室内はやはり蒸し暑くなってしまいます。

サンシェードのあるなしで、駐車しておいた自動車の車内温度が格段に違う、それと同じ原理です。

 

一方、冬は太陽の力を大いに活用し、お日さまに部屋を暖めてもらいましょう。

このように、太陽の光や熱、風といった自然の恵みを上手に採り入れることで、

エアコンなどの機器になるべく頼らずに快適に暮らすことを目指す設計を

「パッシブデザイン」といいます。

 

高気密・高断熱の住まいと、パッシブデザインの相性は最高です。

さらに、高気密・高断熱の住まいは、冷暖房効率が抜群にすぐれているのが大きな特長のひとつ。

断熱・気密のとれていない家では、室内の環境が外気温に左右されやすいのに対し、 高気密・高断熱の住まいは、外気温の影響を受けにくいため、真冬や真夏でもエアコン一台で住まい全体を快適な室温に保つことだって可能になります。

パッシブデザイン

 そしてもちろん、クリエの住まいは断熱・気密をしっかりと考え、パッシブデザインも取り入れた住まいです。

国が定めるZEH(ゼッチ)基準に対応しているだけでなく、断熱性能は東北地域レベルの評価基準を満たした最高ランク!

耐震性や耐久性と同じく目に見えないものである断熱性と気密性にこだわり、

 

 

快適な温熱環境を実現できる住まいを、クリエと一緒に目指しましょう。